皮膚って傷つけると縮むんです。2015/1/18更新
一般的には、刺青治療のなかでも
削皮治療の場合は上手く行えば皮膚の引き連れが
非常に少ないと考えられています。
ですが、実は削皮治療でも
部位や大きさによっては引き連れ感が出ることがあります。
切除治療の場合、刺青のサイズを「100%」であらわすと、
余分な皮膚をできる限り切除しないジグザグ切除であっても
やはり「100%」以上の皮膚がなくなります。
紡錘形切除治療では、
場合によっては「200%」前後の皮膚がなくなります。
レーザーでもおそらく3~5%の皮膚が縮んでいるはずです。
植皮や削皮でも10%程度の皮膚が縮みます。
皮膚って、傷めつけると縮むんです。
そのため、削皮や植皮でも部位や広さによっては、
全く引き連れ感などの症状が出ないわけではありません。
どんな方法でも、刺青除去は皮膚を傷つけているのだとご理解ください。
そしてできるだけ痛まないようにするのが、
医師の使命であり、腕の見せ所だと思います。