刺青除去の植皮治療と削皮治療の違いについて

植皮治療と削皮治療の違いについて2016/4/05更新

現在、レーザー治療を除いた刺青治療で最も多い手術は
圧倒的に分割切除を含む切除治療です。
そして次は、植皮治療かと思います。

おそらく、それぞれの治療が行われている比率は 

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レーザー治療:切除治療(分割切除含む):植皮治療 
=100:10:1
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くらいでしょうか?

※刺青除去治療法についてはこちらでまとめています。

このうち植皮治療は、
もともと火傷等の手術で行われている治療です。

わたくしは火傷の植皮治療を
形成外科時代に本当に毎日のように行って来ましたが、
植皮治療は、そもそも大学病院や総合病院で行うべき治療だと考えています。

本来 植皮治療は、術後は安静のために
2週間ほど入院したほうがよい治療法です。

また火傷の植皮治療の場合はできるだけ薄く皮膚を削りますが、
刺青の墨は肌の奥まで非常に深いことが多いため、
火傷治療の場合よりも深めに、墨を十分に減らすように削ります。

つまり、通常の火傷の手術よりも深めに皮膚を削るため、
患部の上に採取した皮膚(ドナー)を移植しても
どうしても何か、なめし皮状のものを張り付けたような
パッチワーク状・ちりめん状になり、火傷手術よりもずっと目立つ
非常に人目を引く見た目になってしまいます。

かといって削皮治療も、皮膚を深く削りすぎてしまうと
植皮治療以上にひどいケロイド状・芋虫状の傷跡になることがあり最悪です。

ですが、丁寧に理想的な深さまで削ることができれば
刺青治療として最大限の効果を発揮するのが削皮治療です。

理想的な削り方の場合、術後すぐは墨が残っているのですが、
次第に貪食細胞が墨を食べてくれるからでしょうか、
時間の経過とともに墨はどんどん薄くなっていきます。

さらにその後、追加でレーザーを照射すると
より墨が消える速度が増すようです。

植皮治療の場合は、削った後すぐに移植する皮膚を被せるためか
このようなことはあまり起こりません。

わたくしも実際に刺青の植皮手術も数多く行ったことはありますが、
手術後に墨が次第に薄くなっていくという現象はほぼないように感じます。

刺青治療において、削皮治療は最も効果的な治療法と言えますが、
安全域が非常に狭く、ミクロ単位の手術で難易度も高いため
刺青治療として導入しているクリニックは実際にはそこまで多くありません。

ですがわたくしは日々この治療法で手術を行っており、
今よりも、もっとキレイな傷跡になるように日々努力しています。

刺青除去専門クリニックはこちら

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