刺青の削皮手術は手軽な手術ではありません2

刺青の削皮手術は手軽な手術ではありません22015/3/14更新

他院で刺青の治療を行った方のカウンセリングをしていますと、
「試しにやってみませんか?」と削皮を提案されたといった話を良く聞きます。

こんな「サイコロを振ったら出ました」のような治療はよくないと思います。

どんな治療においても、
全力で時間をかけて丁寧に最善を尽くさなければどちらに転ぶか分かりません。

わたくしは刺青治療で削皮治療を行うことも多いですが、
熱傷専門医として過去に沢山のやけど治療を行ってきてなければ、
削皮治療は行わなかったでしょう。

医師免許があれば削皮治療はどなたでもできますが、
やけどの手術等で経験を積まなければ上手く削ることは難しいと思います。

かく言うわたくしでさえ、刺青の削皮治療を行う際には、
背中など支障の少ない部位から削皮を行い、
万が一の場合は自分で切り取れる小さな範囲から始めています。

削皮治療後は、上皮化するのに2週間以上かかってしまった場合は
将来的な皮膚癌などのリスクも高いと思いますし、
術後の処置が悪いと感染・敗血症で命の危険も非常に高いと考えられます。

そのようなリスク説明も医者の義務であると常に思います。

安全な深さで墨を見えなくすることは非常に難しく
この手術は世間でいうような簡単な治療ではなく、
専門家にしかできないほぼ曲芸であると常に思います。

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