刺青レーザー治療は本当に「最高の選択」なのか

刺青レーザー治療は本当に「最高の選択」なのか2014/12/01更新

刺青除去治療というと、巷ではレーザー治療が多いように感じます。

レーザー治療は、レーザーを刺青部分に照射すればよいので、
技術的にはもっとも簡単で多くの医師が対応することができます。

次に多いのは、刺青の切除治療でしょうか。

逆に、植皮による刺青除去で結果をだせる医師は少なく、
さらに技術力の必要な削皮治療では、まともな結果を出せる医師は
かなり少ないと感じております。

レーザーは多くの医師が治療することができるため広告宣伝も多く、
そのイメージのせいか、無傷で魔法のように消えると信じている
患者さんもいるようです。

もちろん、まさかそんなことはありません。

他院で刺青のレーザー治療を多数回受けた方々が当院に来られると、
「レーザー治療を行ったが結局消えない」
「まだ刺青が残っており、この状態では治療途中で終わってしまった感じがする」
と言った感想をよく聞きます。

クリニック等の広告宣伝をそのまま鵜のみにせずに、
この部分を事前に理解しておく必要があると思います。

刺青切除治療は墨が完全に取れることが利点です。
世間では、完全に取れて1本線の細い傷痕になるとイメージされる方が多いです。

ただしこれも誤解で、大きな刺青を分割切除で治療すると、
幅の広いミミズバレ状・赤黒い傷痕になり、
場合によっては痛みやしびれを残してしまうこともあります。

また植皮・皮膚移植による刺青除去治療の場合、
「皮膚を何もなかったように張り替えること」と考える方がいるようです。

残念ですが、植皮・皮膚移植の場合、実際には一見して
それと分かるような額縁やパッチワークのように独特な目立ち方をします。

また、刺青以外の部位にも
採皮部(皮膚を採取する場所)として傷痕が残ることも欠点です。

・・・などと書いていくと、
「どの治療法も最適ではないのですか!?」という声を
いただいてしまいそうですね。

もちろん範囲や部位にもよりますが、
当院では削皮による刺青除去治療をお勧めすることが多いです。

ですが削皮は、なんとなく「言葉」的に不利だと感じております。

「削皮=皮膚を削る」という言葉そのものが、なんだか怖く感じるのでしょうね。

そのため最近では、アブレーションという英語を使用している場合もあります。

さらに削皮(皮膚剥削術)治療は、
施術が非常に難しく、かなりミクロ単位でこだわらなければケロイド状になります。

このケロイド状の傷痕が世間には多く、こわさに拍車がかかっています。

しかし、技術力のある医師による削皮治療は他の治療よりも良い面が多く、
今後、広い刺青治療の第一選択となって行く可能性も秘めています。

もちろん、レーザーによる刺青治療がダメとは言いません。

そうではなく、刺青除去治療においては
形成外科の見識と技術力のある医師が治療することが大事な気がしております。

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