細長くない刺青は特にご注意を(ドッグイヤー)

細長くない刺青は特にご注意を(ドッグイヤー)2015/5/02更新

細長くない刺青を切除すると、
真ん中がくぼみ、両端が盛り上がった
「犬の耳」のような見た目になることがあります。

これを形成外科では「ドッグイヤー」と呼んでいます。

縦横の比率が少ない刺青に対して
切除治療を提案された場合は注意をしてください。

中には、事前にドッグイヤー現象について説明をしないまま
切除手術を行うところもあるようです。

先日静岡からいらした分割切除による刺青治療の
1回目を終えたという20代の女性が、まさにこの状態でした。

以下、やり取りです。

患者さん)
「手術をしたところに棒が入っているように見えます」 

境) 
「ドッグイヤーというものです。紡錘形切除を行うと出現します。
 当院が行うジグザグ切除でも上手く行わないと目立つこともあります。
 ドッグイヤーの説明はなかったのですか?」

患者さん)
「なかったです。執刀医の先生は挨拶程度で
 あとは、女性カウンセラーが事務的な話をしただけです。

 つっぱるし、棒が入っているように思えて不快なので、
 ジグザグ切除でやり直せませんか」

境)
「改めてジグザグに縫い直すのは危険です。
 すでにかなりの幅を切除されているかもしれません。
 また、もっと切除すると、ドッグイヤーが強調される可能性や、
 傷痕が長くなる可能性があります。
 きちんと上手く縫われているしドッグイヤーは待てば少し軽減しますので
 半年程度待ってみるのも手です。
 もし、当院で何かするのがご希望でしたら、
 待ったあとにドッグイヤーを最小限に修正して、残った部分は削皮を行います。
 いずれにしても、手遅れはないので半年前後は待って判断した方が良いと思います。
 ご家族や近しい方が説明を聞きたい場合にはまた1時間かけて説明させてください。」

想定されるリスクも含めて事前に話をすることは
刺青治療に関わらず医師にとって手術と同じくらい重要なことではないのでしょうか。

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