刺青の分割切除後に「皮膚は伸びる」は真実か?

刺青の分割切除後の「皮膚が伸びて落ち着きます」は真実か?2015/11/29更新

これも、境クリニックで多くいただくご相談です。

先日も刺青の分割切除治療で有名なクリニックで
分割切除を行った30代の男性がこのご相談でいらっしゃいました。

手術後に傷の引きつり感を感じて執刀医の先生に話をしたところ、

「待っていれば皮膚は伸びて落ち着いてきます」

と言われたそうです。

時々当院の患者さんでも、

「手術直後数日は皮膚がすごく伸びて、
その後・・1か月くらいは徐々に伸びたように感じた。
1か月をすぎるとそれ以降は特に伸びた感じはない。」

と、手術直後は皮膚の伸びを実感されたという声もあります。

ですが医学的には、皮膚は伸びません。

刺青除去の手術直後は、局所麻酔液の注射によるふくらみが
局所麻酔薬の吸収・拡散によって解消したり、
手術操作自体による腫れやツッパリが落ち着くため
皮膚が伸びたように感じることがあります。

その後は、皮膚ではなくて「傷あと」が伸びて
幅広く赤黒い目立つ傷痕へと変化していき、
その分、引っ張られる力が少し弱くなり楽になってきたりもします。

そのような現象を全てひっくるめて
皮膚が伸びているように感じていることはあるかもしれません。

本当は術後も、現在進行形で皮膚は引っ張られ続けるため
次第に落ち着くということもありません。

これは言い換えれば、
患者さんがツッパリ感や違和感に慣れる・傷に見慣れる・心が多少落ち着いてくる・
といった心の変化が正しい表現で真実なのではないでしょうか?

刺青を分割切除した場合、
上述のように皮膚ではなく傷あとが伸びる傾向にあるので
刺青のあった部分は刺青と同じような形の赤黒い傷跡になることが多いです。

また、時間が経っても皮膚が伸びるという事はありません。

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