刺青切除後に生じる皮膚のでこぼこ(ドッグイヤー)

刺青切除後に生じる皮膚のでこぼこ(ドッグイヤー)2016/4/18更新

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※解説:ドッグイヤーとは犬の耳と言う意味で
もともと角のような皮膚の突出のことを指しますが
キズの真ん中付近のくぼみとキズの両端のふくらみ
など一つのまとまった現象をドッグイヤーと
考えていただいても良いと思います。
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左上腕部と背中のタトゥー除去で
カウンセリングに来られた男性のお話です。

周囲にはレーザー治療でタトゥーを
除去しようとした友人が多かったようなのですが、
みんな結果がよくなくブーブー言っていたため、
ご自身はレーザー以外の治療法にしようと思い
ネットで切除治療に関して色々調べられたそうです。

あるクリニックの症例紹介ページで、
医師の解説文も堂々と「取れました!」と書いてあるため
相当きれいになっているのかと思い写真を見たところ、
その男性は、

「これ、めっちゃくぼんでるやん…。
 こんなに自信満々のコメント書いてるけど、それでこの程度?
 サイトに載っけるくらいだしこれが相当いい写真なんでしょ?」

と、切除治療に不安と恐怖を感じたそうです。

この現象は「ドッグイヤー」と言い、形成外科医の間では常識ですが、
一般の方がご覧になると強烈な印象を与えるようです。

ドッグイヤーは、皮膚を直線ではなく面積を持って切除した場合、
程度の差はあれ、100%と言っていいほどに生じる一般的な現象です。

まっすぐ切開しただけでは生じません。
皮膚を円形や紡錘形のような形で切除した際に生じるもので、
一番遠くの皮膚と皮膚を寄せた部分がくぼんで、
カドは角のように尖ってしまうというものです。

実際に、紙を紡錘状に切り抜いて長辺を寄せてみると
非常によくわかると思います。

クリニックの中には、ドッグイヤーを警戒するあまり
小さなタトゥーでも非常に長い傷痕を作っているケースもあります。

少々切開線を長くしても、ドッグイヤーはかなり目立つため
まるで虹をいつまでも追いかけているかのような雰囲気で
非常に長い傷あとにしてしまうことがあります。

なお当院では、この男性に削皮治療を提案しました。

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