タトゥーレーザー無許可販売の根底にある問題2

タトゥーレーザー無許可販売の根底にある問題22015/6/01更新

医者というものは医学部で6年間学ぶだけではなく、
その後も2年の研修を含め、10年くらい学んで始めてやっと一人前とみなされます。

その途中は上司からも患者さんからも社会からも、
言わば仮免許のような扱いを受けています。

命のかかった厳しい現場で、実地を10年も積んで一人前になるので、
リスクについての意識は一般の方とは比較対象になりません。

そもそも資格や許認可について考えた場合に、
もともと医療では本格的な人体実験ができないためか、
治療の最終結果や長期経過については、まだまだ認識が甘いようにも思えます。

しかし、大きな問題が起こればお役所も大変です。
お役所や権威ある団体の許可・認可の基準になる判断材料は
最終結果・長期経過よりもリスク管理の部分に
重点が置かれているように感じます。

また、レーザーなど長期間を要する治療を行う際の医者の仕事も、
やはり最終結果や長期経過を保障することよりも、
主にリスク説明やリスクを最小限に抑えることのようです。

長年形成外科治療に従事してきた医師として
一番ベストだと思うタトゥー治療は、
上手く削皮を行い、その後にレーザー治療をする方法です。

先日、石炭の山と10人の若者のたとえ話をしましたが…。

削皮治療の場合、
ブルドーザーで石炭の山を99%片づけてから、
10人の若者に残ったものを掃除しなさいというイメージですので、
はるかに現実的ではないでしょうか?

しかし、どんなに良い治療でも高額のお金が必要だったり、
ひどい目にあうリスクが高い治療法ばかりでは、
実は「治療しないこと」が最適な選択肢なのです。

そもそも、タトゥーを何が何でも
消さないといけないというのはおかしな話です。

自分たちと色合いの違うものを徹底的に迫害するような、
まるで理性のない動物の世界ですよね。

…こういう光景は何かどこかで見たようなことですよね。

前時代的な迫害のように思います。

タトゥーなんて、自分で入れたものでしょ…と言った考え方も
もちろんあって当然だとは思いますが、
なぜ若い頃に入れたタトゥーで仕事や会社、恋愛、結婚などで
一生苦しまなければならないのでしょうか。

タトゥーは世間的に見ると
マイナスイメージ、ネガティブイメージなものかもしれないですが、
それ以上に、私たちにはもっと根本的な部分で考えないといけないこと、
話し合わないといけないこともあるのではないでしょうか。

何か基準が狂っているのでは…?と、いつも思います。

わたくしが最近読んだ本によれば
人間が一番強く反応する・社会的影響がある動機は、お金や良心よりも前に
「群集心理」=「たくさんの人たちがやっているということ」だそうです。

このことは、私たちの先祖が
群れと一緒に行動する方が得をすることが多かったためで、
DNAレベルに刷り込まれた強烈な記憶となりますので
なかなか是正することが難しいでしょう。

ニュースやネット情報ではこんなニュースばかりです。

「タトゥーはマイナスだから取りなさい」
「タトゥーを入れてる人はみんな取っている」

社会的な風潮としても、そして身近な人たちの反応でも、
タトゥーは取るべきであるという意見がほとんどです。

どれほど大変な治療になるかを、ご存じなのでしょうか?

何と言う世の中でしょう。

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