刺青やタトゥーを入れることは医業なのか?

刺青やタトゥーを入れることは医業なのか?2016/9/12更新

テレビの話の続きです。

みのもんたさんから
「刺青やタトゥーを入れることは医業なのか?」
という質問がありました。

この質問には一瞬の迷いもなく答えることができます。

眉毛のアートメイクの場合、眉毛がない、形が変、
といったコンプレックスへの治療とも言えますので、
医業(美容医療や形成外科)とのボーダーライン上にある
と考えることもできるでしょう。

しかし、刺青・タトゥーの場合、どのように解釈しても、
治療という側面はないわけですから、医業とはいえないでしょう。

「医業ではなく、アートです」
と、彫師さんもおっしゃっています。

刺青・タトゥーを入れると精神的に安定したり、
間接的にコンプレックスが解消できるので医療です
という解釈は明らかにねじまがった異常でおかしなものです。

削皮や切除などを合わせて1000例を超える
刺青・タトゥーの手術経験を通して、気付いたことがあります。

それは、刺青やタトゥーを入れた部分の皮膚は、
総じて固い傷跡になっているということです。

タトゥーや刺青が入っている部分の皮膚は、
例外なく固い傷跡になっています。

墨を入れる操作・ハリを刺すことによって生じた傷でしょうか?

それとも、刺青やタトゥーを入れたあと何年たっても・・
いつまでもかゆみが続いている事例がたくさんあることから推察すると
墨に含まれる物質がアレルゲンとなって
慢性的に反応し続け、慢性皮膚炎になっているのでしょうか?

ひどいやけど痕のように
板のようにガチガチに固いことが多く、
外観上は傷跡に見えないような、見事に薄く、
やわらかいイメージで入っている刺青やタトゥーであっても
実際に手術で切り取ったり、削ってみると、
すごく固いことにいつも驚かされています。

また、彫師さんが「最新のレーザーがあるし、消せますよ」
などと、医者やメーカーなど、消す側のせいにしない
ということが大切です。

あくまで入れた側に全責任がある
と、感じる人にしか入れる資格はないと思います。

刺青・タトゥーレーザーの宣伝文句は、
消えることを保証しているのではありませんし、
実際、消えることはありません。

数年がかりで照射しても薄くなるだけです。
まだらでデコボコになるだけと考えて良いと思います。

学会でも、最新レーザーに関する発表は
まるで治療の途中経過のような写真しか出てきません。
それどころか、肥厚性瘢痕(ひどく盛り上がっている傷あと)の
症例も出されていました。

車では空を飛べないように、
レーザー機器にはレーザー機器の特徴というものがあります。

最新のレーザーであっても、従来のものと同じように、
「墨が消える」というのではなく、
「薄くなるだけ」と思っていただいていいと思います。

また、切除では、ごく小さな刺青・タトゥー以外では
赤黒く汚い、目立つ傷跡になります。

以下は、楽屋での会話です。
(メンバーは、彫師さん、海外メディアの方、境)

【海外メディアの方】
日本でのタトゥーや刺青への差別・攻撃は
本当に異常ですよね。
日本人は個性よりも同じであることを重要視し
自分たちと異質のものを受け入れようとはしない。

【境】
わたくしは刺青・タトゥーへの差別は
無くなって欲しいと思いますが、
そもそも、刺青・タトゥーは体に悪いかもしれないですし、
取りたくなった時、非常に困難ですので、
タトゥーや刺青を入れる人が減って欲しい思っています。

【彫師さん】
心配しないでください。
刺青・タトゥーは一部のマニアックな大人の贅沢
という種類のもので、愛好家は非常に少ないですよ。

【境】
少数派だからこそ、差別を受けると言えますよね。
政治やお役所にはそんなに期待できないものです。

政治は多数決、お役所は大多数の人のために存在するもの
みんなのためというのはあくまで建前上のこと・・
普通・・少数派には厳しいですよね。

番組では、みのもんたさんが次のように強調されていました。

そもそも刺青やタトゥーは取れないように入れられている。
取れないということは常識中の常識。
中途半端な覚悟で入れるから問題が起こる。
刺青やタトゥーを入れるなら絶対に取らない。
取れないという覚悟を持って入れて欲しい。

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