刺青除去におけるベストな治療法とは?

刺青除去におけるベストな治療法とは?2016/5/31更新

刺青除去治療には、レーザー治療と手術的な治療があります。

現在、手術を伴う刺青除去手術には
分割切除治療、植皮治療、削皮治療など様々な手術法があり、
どれがベストな治療法かは手術する病院や医師、さらにその技術力によって
考え方が大きく異なっています。

レーザー以外の刺青治療でもっともよく知られている治療・手術は
刺青分割切除治療でしょう。
(=あるいは、クリニックの広告宣伝が多いだけかもしれませんが・・)

分割切除治療とは皮膚切除治療のひとつで、
刺青の入っている皮膚を数回に分けて紡錘形に切除し
短軸方向に皮膚を縫い合わせる治療法です。

この治療法は多くのクリニックで導入されていますが、
患者さんだけでなく医者もふくめて多くの方が勘違いしている大きな問題点があります。

世間にある皮膚切除治療の99%が、実はほくろや良性腫瘍の切除です。

そのため、手術経験の多い医師ですら、刺青やタトゥーの切除を
ほくろや良性腫瘍の皮膚切除と似たイメージで考えているようですが、
ほくろや良性腫瘍の切除とは決定的に異なる大きな問題点があります。

この問題は、分割切除だけではなくタトゥー切除(皮膚切除)自体の問題です。

ほくろや良性腫瘍は基本的にほとんど円形ですので
切除する場合に長軸・短軸の方向を自由に決めることができることができます。

ですが刺青切除では、
長軸・短軸の方向を自由に決めることができることができません。

ほくろや良性腫瘍の切除とは異なり、
長軸・短軸の方向を張力ができるだけ生じず傷跡が目立たないように
うまく調整して決めることができないことです。

もし分割切除が本当によい刺青・タトゥー治療であれば、
刺青・タトゥー治療として植皮治療や削皮治療といった手技は
ほぼ行われてないはずです。

ですが、現在もこれらが存在するということは、
分割切除治療が刺青除去には不利な点が多いということの表れでもあります。

その点、植皮手術の場合、
張力が強ければ植皮の面積を大きくするだけでよいので
大きな刺青やタトゥーにも対応できるということが最大の利点です。

また、「皮膚を植えなおしますよ。」と言ったリセット風のイメージが
隠れたもう一つの利点です。

では、植皮治療が刺青除去治療においてベストな治療かというと、
そうではないと思います。

実際に刺青治療で行われている治療法を見ると
切り取った皮膚を使用する「全層植皮」治療ではなく、
削り取った皮膚を使う「分層植皮」治療が多く行われています。

分層植皮の場合は、治療する刺青やタトゥーとほぼ同じ面積の
きれいな皮膚を削り取って、わざわざ傷をつけなくてはなりません。
つまり、わざわざ太ももなど別の部位を削皮しているのです。

ですが植皮治療と削皮治療の2つで見ると、
圧倒的に植皮治療を推す医師が多いと思われます。

これは、植皮が良い治療で、削皮が良い治療でないからではなく、
削皮が極めて高度な技術を要する手術法だからです。

前述のように削皮治療は植皮用の皮膚を採る採皮と極めて似た手技ですが、
削皮の場合、刺青やタトゥーでは深く削れてほしい墨の多い部位ほど
削れにくくて浅くなってしまうと言った超難問があります。

このために不慣れな医者にはそもそも不可能でしょうし
なれた医者でも非常に長時間がかかるのです。

当院では大きな刺青だけではなく、小さな刺青に関しても
削皮治療を第一優先として選択しています。

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